みなさんこんにちは!
こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人Poeruです。
梼原(ゆすはら)高校野球部が、第99回全国高校野球選手権高知大会決勝にて名門明徳義塾を脅かす事となり、Yahoo!ニュースや全国ニュースで取り上げられました。
今回は梼原高校野球部についてお話しようと思います。
梼原高校野球部と私の繋がり
梼原(ゆすはら)高校はそもそも私の塾から100mくらいのところにあります。
私は梼原高校出身ではないのですが、梼原中学校で中学まで野球をしていました。
その中学の時に一緒に野球をやっていた同級生や後輩達が野球部を創部しました。
そこから約10年。
かつて室戸高校を甲子園に導いた経験を持つ地元出身の横川監督を招聘し、3年前から野球部に地域ぐるみで本腰を入れることになりました。
私の塾の隣は実家の時計店。
時計店ですがアイスクリームを販売しており、休みの日などは梼原高校野球部の部員がアイスクリームを食べに来てくれていました。
ここから数キロ離れた小山の上に町の大きなグラウンドがあり、そこをホームグラウンドにしている野球部。
練習をするためにも数キロの山道を自転車かランニングでそのグラウンドに行かなければならない状況です。
さらに、野球部の寮があるのですが、そこまでも車で10分くらいはかかる場所なので、練習終わりも自転車で5~6キロの山道を登らなければなりません。
環境が恵まれているとは言えない環境の中で、絶対王者明徳義塾をひやりとさせる場面を見ることができ、嬉しい気持ちになりました。
目標を掲げ正しい指導の下で地道に努力することの重要性
残念ながら梼原高校は進学校ではないので、当塾を利用する野球部員がいたわけではありません。
そのため、アイスクリームのお兄さん(ひょっとしておじさん・・・。)と見られていたと思います。
私は塾の先生をしていますので、野球部の躍進の理由などをどうしても考えて分析しようとしてしまいます。
今回の件の第一人者はやはり横川監督であると思います。
野球で言うと監督、塾で言うと先生によって、子供たちの成長は天と地ほどの差が付いてしまう。
それを今回実感しました。
そもそも3年前に横川監督が就任される前までは決勝まで行くなんて夢にも思えないこと。
1勝したら万歳三唱レベルの弱小校だったのです。
しかし、3年前に横川監督が就任し、町外からも生徒が入学し、競争が生まれ、正しい指導の下で、彼らが3年になった今、今回のような大躍進に繋がりました。
指導者と言うのは、子供たちの人生を大きく花開かせる可能性を持ち、子供たちには花開くつぼみが備わっているのだと改めて痛感しました。
基礎体力・土台作りが成功の鍵
私も野球をやっていた経験があります。
今バドミントンをやっていても思うのですが、最も重要なのは基礎体力です。
力、スピード、持久力。
スイングスピードや球の速さ、足の速さなど、純粋なパワーだけでなく野球としてのパワーが必要なのは言うまでもないですが、やはり基礎体力につきます。
ハードな練習をこなすための体力づくり。
筋トレや走り込み、練習量が、監督就任後桁違いに変わったように思います。
それこそ血反吐を吐くような努力。
それが無ければあの明徳といい勝負ができるようにはならなかったと思います。
中学生の時、3年生で監督が変わり、練習メニューががらりと変わりました。
その時の衝撃は今も忘れられません。
1日50本くらいやれば満足していた素振りは、その監督になって毎日500本以上が当たり前になりました。
筋トレの量も、ランニングの量も桁違いに増え、毎日ぼろぼろ、手の皮はずる剥けの日々になったのを覚えています。
私は当時根性が無かったので、引退まではちゃんとやりましたが、それ以上野球をやろうとは思わなくなり、高校からは野球をやっていません。
明徳の中学校と対戦した時も、スイングスピードの違い、キャッチボールの速さ、正確さ、ランニングの速さなどに度肝を抜かれたことでした。
何よりも、筋肉量の違いが鮮明で、体格が違うことが印象的でした。
膨大な量の練習をこなし、膨大な量の基礎力を身につけている。
それを実感した私は、なんとも自分のふがいなさに情けなくなったことを覚えています。
勉強もスポーツも、たぶん仕事も一緒。
必要なのは地道な努力による土台づくり。
その基礎体力が無ければ、成功も掴み取ることは出来ないのだと思います。
野球部の練習量を見て、そんなことを思いました。
試合は敗れましたが、高知選抜大会で初めての決勝進出、準優勝。
さらなる今後の飛躍を願っています!
梼原高校の野球部!お疲れ様でした!準優勝おめでとう!
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