1教科が上がれば全ての点数が上がるってほんと?

みなさんこんにちは!

こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人Poeruです^^

 

つい先日とても嬉しいことがありました!

それはこれまで10段階評価で2とか3とかを取ってしまう生徒が、最低5、最高で数学は8の評定をもらったのです。

その生徒には数学を中心に教えており、だんだん苦手分野から得意分野に変わってきており、先日の1学期末テストでも80点近い点数を取っていました。

 

1教科を集中的に教えることで、どうして5教科全体の点数が上がったのでしょうか。

その秘密を今回はご紹介していこうと思います。

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突然評価が高くなった理由

こだま進学塾でくどいほど教えていること。

それは勉強のやり方です。

詳しくはこちらの記事に書いています。

受験生必見!テストで点を取るための5つ心得!

 

簡単にまとめると、

1、なぜ?どうして?と常に考えること

2、分からない問題は教科書やノートを見て、極力自分で解くこと

3、教科書やワークには直接書き込むな!

4、テスト範囲の問題は全て目を通しやってみること

5、適切な目標を定め、逆算して動くこと

というのが、指導している勉強法です。

 

週に1回や2回の授業で、問題を授業時間中に理解してもらおうと時間を割くと、数問程度であっという間に時間が来てしまいます。

そのため、その問題は何が理解できていないから解けないのか、ひょっとしたらこれまでのどこかで躓いているのではないかなど、かなり神経を尖らせて網を張っています。

そして、極力問題そのものではなく、問題を解くために必要な見方や勉強の方法、必要な要素を絞って伝えるようにしています。

その中で、やる気が出た時に、自分でやれる環境を整えてあげることが、塾の授業で必要な指導ではないかと考えています。

 

はっきりいって中学校の勉強の多くは、やる気がありさえすれば何とかなる問題がほとんどです。

しかし、このやる気を出すと言うのが中々難しい。

上手く言っている時は出るけれど、苦しくなったら出なくなるのがやる気です。

 

小・中学生の間は特にこの勉強に対するモチベーションがかなりぐらつきます。

今回の主人公である生徒は、そのモチベーションを上がるまでにかなりの時間を要しました。

 

ずばりこのやる気が上がったタイミングで、正しい勉強法を持って勉強に取り組んだことが、今回の評価が上がった理由だと思います。

こちらもかなり我慢と忍耐が必要です・・・・。

生徒との信頼関係の形成

塾をオープンしてから丸2年が経ちました。

今回の生徒とは1年と少しの付き合いになります。

根気強く関わっていく中でしか見えてこない生徒の本音や家族の背景、もどかしさみたいなものが最近見えてきているなと実感していました。

私の指導が意味のあるもので、自分のためになっていることを実感してくれているのだと最近感じるようになりました。

1対多ではないので、基本的にじっくり生徒と向き合う時間を取ることが出来ます。

 

また、私は生徒を一人の子供という扱いを一切しません。

一人の対等な関係の存在として真正面から見ます。

おとなにそういう扱いをされた時の理不尽さを私も経験してきました。

子供だからという理由で出来ないことがあるもどかしさが私は嫌で堪りませんでした。

 

だからこそ塾では、自分達の願いや想いを受け止め、それを現実の社会で貫くために必要な知恵や考え方を勉強を通して教えてあげたいと考えているのです。

自分の頭で考えて、私と生徒は真正面から話しをする。

そうやって作られた信頼関係も成績アップの要因になっていると考えています。

 

苦手を対策するか得意を伸ばすか

これは正直ケースバイケースですが、先に得意な教科を伸ばすほうがやる気が出る可能性は高いです。

苦手な教科はやはりやる気が出ないので、成果が出辛く、苦しい状況が続きます。

 

多くの生徒が勉強に対して苦手意識を持っていますので、その苦手意識を取り除いてあげることが必要になります。

特に小学生の場合はそのまま勉強嫌いになってしまう恐れがあり、そうなると勉強する習慣が付かなくなってしまいます。

中学生の場合は多少危機意識が芽生えるため、マシではありますが、小学校の頃から勉強が苦手だとますます難しい問題にアレルギー反応を示してしまいます。

 

そのため、出来ることをしっかりと見極めて、その出来ることを少しずつ増やしていくことが必要になります。

問題の解き方や答えを教えまくっても本当の意味での学力は上がりません。

必要なのは塾に来なくなっても自分自身で解決していける力です。

 

正直これは学校では中々学ぶことが出来ません。

ですから、私は、社会に出ても通用するような、真の学力を身につけてもらおうと思っています。

 

内申書の点数を上げるには提出物が重要

提出物というのは教員との信頼関係を築くものです。

会社でも守らなければならない納期があり、仕事ではこの納期を逃せばどんなにクオリティの高い商品でも価値はありません。

宿題は先生との約束です。

その最低限のルールや宿題を守れない生徒とは信頼関係を築けなくなります。

 

塾では当然宿題を今までおろそかにしてきた生徒さんもいます。

そういう生徒さんの場合には、基本的には最初は宿題を与えません。

塾に来ている間だけ、しかも30分程度しか集中してやることはしません。

 

宿題をしっかり出来ないのに、新たに勉強をすると、まず間違いなくどちらもおろそかになってしまいます。

最優先順位は本来しなければならない宿題です。

ですから、最初は宿題を教えたり、そばで見守ってあげます。

そのうち塾に来ると宿題をすることが当たり前になり、塾に来ない日も宿題はやらなければならないことだと認識できてきます。

すると宿題は習慣になり、苦痛ではなくなります。

そこで初めて少し頑張ればできる課題をほんの少しの量やってもらいます。

その量は微量でも、出来ると嬉しくなります。

嬉しくなるともっとしたくなるため、宿題以外に勉強することが増えていきます。

 

このサイクルの最初は、宿題の提出です。

そしてこの宿題の提出は実は学校の内申書でもかなり重要な割合を占めています。

 

今回評価が高かった理由に、提出物をしっかりやっていることが挙げられていました。

そうすると、仮にテストでミスをして上手く点数を取れなくても、頑張っているなと見てくれます。

テストで上手く点を取ればさらに相乗効果で点数は高くなります。

 

宿題をまずしっかりやれるようにすることが、勉強の意欲に繋がり、信頼関係を生み、内申書に良い影響を与える。

今回の件はその指導方針が成果となってに現れた瞬間でした。

 

もちろん頑張ったのは生徒です。

しかし、同時に指導方針が間違えていないんだなという風にも思いました。

教員の多くがその変化に驚いていたとお母様が話していました。

また、自主学習の宿題などでも、勉強のポイントや要領が明らかに変わってきており、そこも評価されているようです。

 

具体的に指導していたのは数学がメインでした。

しかし、その数学をしっかりと勉強方法を中心に指導することで、他の教科にも良い影響を与え、成績が伸びるという現象が見られました。

今後も、どの教科にも共通する勉強のやり方、勉強方法を指導して、自分の実現したいことを叶える力を手に入れてもらえるように努力したいなと思ったことでした。

 

いやあ。嬉しかったなあ。ほんと。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUTこの記事をかいた人

平成元年生まれ。現在高知県の田舎にあるこだま進学塾を運営中。塾長として地域の子供たちに勉強を教えている。趣味はギター(弾き語り)、バドミントン、漫画、ゲーム。こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人。