小中学生の国語力を伸ばす3つの方法

みなさんこんにちは!

こだま進学塾の塾長兼こだま学び舎プロジェクト(KMP)を運営しているPoeruです。

 

数学や算数のなかでも特に苦手だという人が多い「文章問題」。

社会や理科が苦手、ひいては勉強が苦手と言う人の多くは、国語力不足に原因があるかもしれません。

今回は家庭でもできる国語力を伸ばすための3つの方法についてご紹介していきたいと思います。

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国語力とは?

そもそも国語力とは具体的にどんな能力のことを指すのでしょうか?

例えば一般的に国語力のなかにはこのようなものがあります。

・語彙力(単語を知っている量)

・読解力(文章を正しく読み解く力)

・表現力(伝えたいことを正しく言葉に表す力)

・文法理解(日本語のルールを正しく使う力)

1、本を読む

本を読むことが良いことだというのはみなさんご存知ですよね。

本を読んでいくことで、語彙力、読解力が身に付きます。

表現方法を学べるという意味ではインプットととしての表現力も身につくでしょう。

 

しかし、本を読むというのは中々に高度な能力を求められるので、実際国語が苦手な人の場合読め!といってもなかなか読めるようにはなりません。

そもそも本は小さいときからの鍛錬によって少しずつ読めるようになってくるもので、その鍛錬無しでは相当レベルが高いものです。

まず絵本などから入って、文字を読むことが楽しいことだという意識付けが必要です。

その上で少しずつ言葉を通してイメージが沸いてくるようになり、少しずつレベルを上げて本を読むということに喜びや楽しみを見出すようになります。

そのため、小学校低学年であれば絵本、3~4年であれば数10ページで読みきれる本、、、と言う風に段階が必要だということを覚えておきましょう。

 

ちなみに、本に慣れていない人は漫画でも全然OKです。

歴史の伝記の漫画や普通の少年・少女マンガでもOK。

普通の本に比べ文字は少ないですが、触れないよりは何倍もマシです。

そこから言葉を覚えたり、漢字を知ったりします。

アニメでは字を読んだりすることが無いので、国語力をあげるのであれば出来る限り漫画にしましょう。

 

本を読むと頭が良くなるのは間違いではありません。

でも大体頭がいい人が本を読めて、本の魅力を知っているパターンが多いので、本を読むための力が付いていない場合は絵本や漫画から徐々にレベルアップしていきましょう。



2、日記を書く

日々自分で文章を作って書くことで表現力が身に付きます。

普段連絡帳などに日記を書かせる学校も多いのではないでしょうか。

しかし、学校の先生も毎日やらせているものの、全てをきっちり見てあげることは難しく、どうしても流し読みになってしまいます。

連絡帳に書いた日記は出来れば保護者の方がチェックして、書いたことに関してリアクションを取ったり、質問をしたりしてみましょう。

できればそこで新しい言葉を教えてあげたり、そこから親子のコミュニケーションを取ったりするのが理想です。

そうすると語彙も増えますし、読み手の気持ちも分かるようになってくるため、語彙力読解力も身に付きます。

当然文法的に誤りがある場合、正しく修正してあげると文法理解も進みます。

 

日記を書くというのは、身近な事を題材にしているため、書きやすい反面、適当にやってしまうと非常に淡白でこなすだけでは語彙力は増えていきません。

日々やるものというのは成長の大チャンスです。

学校の先生や塾の先生ではなく、保護者の方がそれを見て共有し、語彙力を増やす手伝いが出来れば確実に伸びていきます。

低学年の場合、担任の先生によってはまだ習っていない漢字を使ってはいけないと指導している人もいるので、出来れば連絡帳などに書いてあることとは別に文章を書く習慣が出来れば理想です。

例えば学校でのことは連絡帳。

例えば家でのことや遊びの内容、見たテレビやアニメの感想などは日記に。

普段から文章に書いて添削する習慣が作れれば国語力はとんでもなく向上します。

 

3、新聞の記事を書き写す

日記を書くのはおすすめのアウトプット方法ですが、新聞の記事を書写するのはもっとおすすめの方法です。

新聞は子供向けの言葉や表現ではないため、子どもにとってはやや難しい部分はあると思います。

しかし、新聞の記事を書き写すことを続けるとこんな良い事があります。

1、世の中の流れが把握できる

2、語彙力が増える(出てきた分からない単語は調べましょう)

3、将来小論文や文書を書くときの正しい文法や言い方を習得できる

4、見慣れない漢字も写すので観察力が上がる

現代社会においては、情報収集の場が主にネットに移っているため、活字を意識的に書いていくことをしないと、なかなか国語力は上昇していきません。

漢字の書き取りの練習はしても、文章を繰り返し作ったり、書き写したりする学習はあまり行われていません。

量をこなせばいいという練習ではなく、自分が考えたものを表現したり、新たな表現方法を真似たりすることが国語力を伸ばすために必要な方法だと思います。

自分で情報を読み解き、情報を得ていく喜びをもろに味わうことが出来ます。

 

誰よりも早く子どもが新聞を読んで家族にどんな事件や話題があったのかを教えてくれる。

そんな家庭での光景が生まれるかもしれませんね。

 

段階としては絵本や漫画が最初になると思います。

書くと言うのはやはりある程度の読みが出来ないと難しいので、段階を経ずに強いてしまうと拒否反応を起こし、むしろやらなくなりますのでさじ加減が必要です。

まずは絵本や漫画から国語力を伸ばす導入としてやってみてくださいね!

部活動をしているお子さんであれば、それぞれのスポーツ漫画などもおすすめですよ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

平成元年生まれ。現在高知県の田舎にあるこだま進学塾を運営中。塾長として地域の子供たちに勉強を教えている。趣味はギター(弾き語り)、バドミントン、漫画、ゲーム。こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人。