みなさんこんにちは!
高知県梼原町のこだま進学塾が運営する「こだま学び舎プロジェクト(KMP)」
塾長兼管理人のPoeruです!
今回はいよいよ来年3月に差し迫っている高知県の公立高校入試。
今回は平成29年度(2017年)数学過去問について分析していきます!
入試の勉強をする時はまず過去問に挑戦してみてください。
過去5年くらいは傾向がだいたい似ているので、3年分くらいを解いてみて平均を取ると実力が分かります。
しかし、自分で勉強しようと思っても難しいものや攻略の糸口が見つけられない人もいるでしょう。
是非参考にしてくださいね。
平成29年(2017年)度の過去問のリンクはこちらの記事にまとめてあります。
平成29年(2017年)度高知県公立高校入試問題の傾向
数学の29年(2017年)度の平均点は50点満点中17.9点でした。
かなり低いですね。
つまり、数学は基本的に多くの学生が苦手としている分野ともいえます。
現在中3の塾生には数学が苦手な学生でも、25点を狙いにいくように指導しています。
高知県の高等学校課に掲載されている入試結果の分析や点数などの情報をまとめた資料が上がっているのでリンクを貼っておきます。
数学の過去問に出題されている分野は大きく分けると次の4つになります。
<数と式>
特にネックとなるのが等式の変形。
数の基本的な計算手法とルールを把握しておくことが重要になります。
移項のルールを理解し、特に文字だけの等式でミスが無くなる様に訓練することが重要です。
<図形>
作図問題、面積・体積を求める問題が出ます。
垂直二等分線や角の二等分線の描き方はマスターしておきましょう。
半球や円錐の体積・表面積の求め方も知っておくだけでぐっと点数を取れる確率が高まります。
やっかいなのが三角形の合同と相似です。
例年どちらか一方しかでないので、どうしても苦手な人は捨ててしまうのも手です。
毎年合同条件や相似条件だけを答えれば良い問題なども出ているため、基本だけでも押さえておくと1問くらいは点数を取りにいけます。
ただ、相似の比などの問題は高校数学でも出てくるのでしっかりと対策しておきたいところ。
<関数>
数と式との違いは、方程式(右辺と左辺がある)であることや、具体的にxやyなどの値を求めるところが大きく異なります。
一次関数と二次関数の違いや、比例・反比例の一般式などは絶対理解しておきましょう。
毎年比例・反比例の式を求めよという問題が出ており、かなりのサービス問題です。
一般式をしっかりと覚えておき、代入して比例定数を求め式を導く問題を練習しておきましょう。
関数は毎年文章問題が出てきます。
これも最初の1問は頑張れば解ける問題が多いため、基本さえ押さえておけば可能性があります。
2問目以降はかなり対策していないと難しいため、どうしても苦手な人は捨てても構わないと思います。
しかし、進学校を目指す人はむしろ必須。
一歩先にいくための岐路になりますので、しっかり練習しましょう。
<資料の活用>
中央値、階級値、最頻値、平均値、相対度数などの言葉を聞いてどう答えたらいいかすぐに言えるようにしましょう。
中央値・相対度数・最頻値・階級値が多く出題されています。
階級といえば150以上160未満のように幅で答えます。
階級値といえばその間をとり、155というように値で答えます。
また、中央値は小さいものから順番に並べた上でど真ん中にある数の事です。
奇数個の時はど真ん中は分かりやすいのですが、偶数個のときは真ん中が2つあるため、その2つの平均値をとります。
やってみればそこまで難しくない分野ですが、対策をしていないと出来ないので準備は必要です。
また、確率の問題が毎年必ず出題されています。
数字の書いたカード、トランプ、サイコロなど、こちらもパターンが決まっています。
他に考えられるのはコイン、くじびき、赤玉・白玉パターンなどです。
よく読んで、抜けが無いように考えれば解ける問題なのでよく練習しておきましょう。
問題毎の詳細解説
まず上記リンクから高知県高等学校課の公開している過去問を見る、またはダウンロードしましょう。
長いので複数の記事に分かれていますが、平成29年度の数学過去問の徹底解説を作りました!
平成29年度公立高校入試A日程数学徹底解説大問1~大問2(3)