みなさんこんにちは!
こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人Poeruです!
今日の記事テーマはヒグチアイさんの「備忘録」についてです。
おすすめの音楽や本、映画なども紹介していきたいと思っています。
音楽や本、映画などの作品は、色んな価値観に触れることの出来る貴重な機会です。
是非私が好きなものについても何かの巡り会わせだと思うので、一度見てみてくださいね。
それでは早速紹介していきたいと思います。
ヒグチアイの「備忘録」PV
魂の歌と言っても過言ではないくらい、心を激しく揺さぶられる名曲です。
この備忘録という曲は彼女自身の心がそのままぶつかってくるような感覚を覚えます。
これまでの人生での経験、挫折、得たもの、不安定さ、希望、感謝。
彼女の想いというより、今色んな場所で窮屈さを感じながら生きている人達の代わりに歌っているような、そんな印象を受けました。
この曲のYOUTUBEでの再生回数は現時点で約6万件。
こんな魂の曲が数多くの動画に埋もれてしまうのはあまりにももったいないと思い、紹介しました。
是非学生、保護者の方にも一度は聞いてみてもらいたい曲です。
備忘録の歌詞の世界観
事故だと言い張れない傷に今も悩まされています
人に嫌われない術を身につけたかわりに自分のことを嫌いになって
-ヒグチアイ「備忘録」より引用
事故だと言い張れない傷とは恐らくリストカットのことだと思います。
私自身リストカットの経験がある友人がいますし、数人とリストカットについてお話したことがあります。
色んな背景がありますが、死ぬための行為ではなく、生きるためにリストカットをしている人もいることを学びました。
私から見ると、皆、とても綺麗な心を持っていました。
私はその人達のことがとても好きでした。
でも彼らは、彼女らは、この世界に、この社会、に無神経に押しつぶされ、傷つけられてしまう。
今現在もそうですが、何も出来ない自分がただただ悔しくてたまらなかったことを覚えています。
「あなたは間違えていない。」
そう伝えたくて、証明したかった。
今「教える」という仕事をすることへのモチベーションの一つです。
全てを捨てたつもりで全てのおかげさま
背負わずとも背中を押す無数の手のひら
どうか自分よ 忘れるな
-ヒグチアイ「備忘録」より引用
最後の最後に備忘録で語られる言葉。
備忘録とは、忘れた時に備えて記録しておくという意味があります。
自分の人生を振り返り、今を改めてみた時に、彼女は周りに居る自分を好きで居てくれる人、愛してくれる人を思います。
そして、これから進んでいく時に、未来の自分に向けて、メッセージを送るのです。
その人達のことをどうか忘れないでと。
例えばこの記事も備忘録のようなものです。
いつどこで読まれるか、誰が読むかは分からないけれど、あらゆる人生のタイミングで、忘れたときに読んでもらいたい。
もちろん勉強で躓いた時にも、そして大人になって子供が出来て育てる時にも、人生で迷った時にも、何かアドバイスを求めている時にも。
その時に少しでもヒントが、解決するきっかけが伝えられるように、これからも成長し続けたいと思います。
人生は戦うことだけが全てではない。
私自身勉強において、さらにこの社会で生きていく術として、戦いや競争が必要だと強く思っています。
この社会で自分の意思を貫こうとすると、必ずそこに巻き込まれます。
しかし、ずっと戦い続けることは出来ません。
きっといつの日か疲れ果てて、立ち上がれなくなってしまう。
社会というのは現代社会に限らず、生きるためにあらゆる術を駆使して生き残る必要があります。
勉強、仕事、病気、自然あらゆるものと戦っていかなければなりません。
でも、戦うことばかりに目を向けていると、気づかないうちに疲れ果ててしまいます。
陸上の100mのように全力疾走は短い距離しか走れません。
マラソンのようにペース配分をするか、時に立ち止まりながら、進んでいくことが必要なのだと思います。
人間が人間であるための一番の土台は「生きる」こと
社会の競争原理や目的意識、資本主義に殺されないでください。
最優先事項を見失わないでください。
まず、あなたがあなたらしく生きていくこと。
それが一番大切なことです。
心や体が健康であることを前提に、競争や戦いが出来、向上を考えることが出来ます。
私自身生徒を見る時にそこを見逃さないようにしたいと思っています。
これもまた備忘録。
私自身が忘れないように、しっかりと書き留めておきます。
うまくいかなくても人生だけは投げ出さないでください。
自分が自分でなくなりそうになったら、そこが休みどき、そこが退きどきです。
誰よりも自分が、自分自身を大切にしてあげてください。
自分だけはいつも自分のことを好きでいてあげてください。
自分だけはいつも自分のことを諦めないであげてください。
生徒に対しての備忘録。
保護者に対しての備忘録。
そして私自身に対しての備忘録。