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    Categories: 子育て・勉強法

音楽を聴きながら勉強するのは良い?悪い?メリット・デメリットを紹介!

みなさんこんにちは!

高知県梼原町にあるこだま進学塾が運営する「こだま学び舎プロジェクト(KMP)」。

塾長兼管理人のPoeru(ぽえる)です!

特に勉強や子育てなどの悩みにお応えするべく、指導経験や研究データなどからお役立ち情報をお届けしています。

今回のテーマは「音楽を聴きながら勉強すること」についてです。

実は生徒の保護者からも実際に相談を受けたことがあります。

音楽を聴きながら勉強するのは良いのか悪いのか、メリット・デメリットなどを紹介します!

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実際に受けた相談内容をご紹介!

「先生、最近うちの娘が音楽聴きながら勉強しているんですけど、注意したほうがいいんですかね?」

ある日、スカイプ授業を受け持っている生徒の保護者の方からこんな相談をされました。

 

保護者の方が言うには、帰ってきて静かに勉強しているなと思って様子を見ているとイヤホンで音楽を聴きながら勉強していたとのこと。

勉強しているので邪魔はしたくないものの、行儀が悪いし、集中できないだろうと思ってとりあえずは注意はしたとのこと。

でもそのことで少々言い争いになってしまい、相談をしてきたと言う状況でした。

 

とりあえず、生徒にも直接話を聞いてみることにしました。

音楽を聴きながらやった方が勉強が進むの?
生徒
勉強したくないけどしなくちゃいけないときに、音楽聴きながらのほうがやる気が出るかな。
なるほど。どうだろう、暗記系と計算系、作業系の宿題どれも集中してできる感じかな?
生徒
作業系の時には捗るけど、暗記系と計算系は逆かも・・・。

あっ好きな曲が流れると口ずさんでしまってちょっと逆効果になるかもしれないです。

そうなんだね!じゃあ学習記録ノートやただ問題を写したりするときには音楽を聴きながら、暗記系や計算系のときはボリュームを下げたり、歌詞のない曲にしたり、聞かないようにした方がいいかもね!

とまあこんな感じのやり取りになりました。

重要なのは学校教育のように皆同じやり方でというのを押し付けると、成長の妨げになったり、やる気を削いでしまい逆効果になってしまいます。

家庭学習だからこそ、お子さんの個性を見極め、しっかりと成果や様子を見ながら判断することが大切です。

音楽聴いてる⇒頭ごなしに怒る!では解決にならないどころか親子仲が悪化しますのでご注意くださいね。

お悩みの方は問い合わせでも、コメント欄にでもいいので気軽に相談してくださいね^^

ご家庭でも音楽を聴きながら勉強することについてどうするかの判断ができるよう、音楽を聴きながら勉強するメリットとデメリットをお話していきたいと思います。

音楽を聴きながら勉強するメリット

音楽を聴きながら勉強するメリットには次のようなことがあります。

1、集中力が増す

2、やる気が出る・気分転換になる

3、雑音をさえぎる効果がある 

それぞれについて詳しく説明していきます。

1、集中力が増す

例えば学習の記録をつけるときや、ただノートを写すときなど「作業系」の宿題の場合、集中力が増すことが考えられます。

また曲の種類や音量、聞き方にもよりますが、暗記系などもリズムに乗って覚えることができます。

計算問題のように特定の公式を使ってスピード感を持って解いていく場合なども同様です。

2、やる気が出る・気分転換になる

個人的には勉強はやる気と集中だと思っているので、音楽聴くことでやる気が出るなら、どんどん聞いてもらいたいところです。

好きな曲を聴いたり、ノリの良い曲を聴くとテンションが上がりますよね。

やりたくない宿題も、音楽を聴くことで「まあやろうかな」という気になるのであれば重要なメリットです。

3、雑音をさえぎる効果がある

音楽が近くでなっていることで、リビングからの雑音や、カフェなどでの雑音などをさえぎる効果があります。

「マスキング効果」と呼ばれるものです。

特にリビングで勉強したいけれど家族はテレビを見ているシーンや、兄弟などがうるさい場合、カフェや公共の施設で勉強する時には効果を発揮してくれます。

集中すると音楽も意識の外にいくので、深く集中することが出来ます。

音楽を聴きながら勉強するデメリット

反対にデメリットもあります。

考えられるデメリットには次のようなものがあります。

1、曲によっては集中できない

2、音楽が無いと勉強が出来なくなってしまう

それぞれについて説明していきます。

1、曲によっては集中できない

激しい音楽や、大音量、または大好きな曲、歌詞が耳に入ってきてしまう曲などは逆に集中できないケースが出てきます。

特に暗記系においては、歌詞がある曲を聞きながらやってしまうと全然集中できない恐れがあります。

計算系なども細部まで注意がいかなかったり、計算ミスが多くなったりしてしまうリスクも。

2、音楽が無いと勉強が出来なくなってしまう

いつも音楽を聴きながら勉強していると、音楽を聴いていないと集中できなくなったりしてしまうリスクがあります。

音楽が聴けないシチュエーションで勉強したり集中しなくてはならないこともありますので、慣れすぎるのは問題があります。

【結論】やる気を出すために上手く音楽を活用しよう!

メリットとデメリットなどをお話してきましたが、管理人は次のような聞き方をおすすめします。

・やる気が出ないときは音楽を聴いて気分転換しよう!

・暗記系と計算系を勉強する時は歌詞の無い音楽にするか、聴かずにやろう!

・自分の部屋では小さな音でスピーカーから、雑音が多い環境や音を出せない環境ではイヤホンで聴きながら勉強しよう!

・毎回ではなく、やる気が出ないときや休日だけなど、適度に活用しよう!

基本的に私は音楽を聴きながら勉強することについては推奨派です

特に、やる気が出る側面は大きい

ただ、小学生の漢字などは作業系ではなく暗記系ですし、まだ良し悪しが判断できない場合もあります。

出来れば週1・2回だけなど、節度を守るように保護者がコントロールしてあげると良いと思います。

また、イヤホンで高い音で聴き続けると若年性難聴になるリスクが高まります。

出来れば小さな音で、極力スピーカーで聞くようにしてあげてください。

 

上手く使えばやる気や集中力を高めてくれる音楽。

上手く活用して勉強に役立ててくださいね!

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

Poeru :平成元年生まれ。現在高知県の田舎にあるこだま進学塾を運営中。塾長として地域の子供たちに勉強を教えている。趣味はギター(弾き語り)、バドミントン、漫画、ゲーム。こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人。