みなさんこんにちは!
こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人Poeruです!
勉強ができない!という人の多くが、
「何が分かっていないのかが分からない」
という状態です。
大切なのは、何が分かってないのかを分析して、改善策を立てることです。
私が塾講師として意識して磨いている能力がこの能力です。
分からないところがどこなのか分析して改善策を立てるために必要なポイントを今日は紹介して行こうと思います。
これを身に付けることが出来れば、自分自身で問題を解決することが出来るようになります。
さっそく見て行きましょう!
分からない時はレベルを落としてみる
数学などの問題は段階的にレベルが上がっていっています。
一番最初は数を数えることからですよね。
そこから一桁の足し算、引き算、かけ算、割り算、筆算などなど、少しずつ難しくなっています。
例えばかけ算を習ったばかりの頃は、九九は言えませんでした。
今なら寝起きでも答えられますよね。
現時点からある過去の地点を振り返ると、確実にできるようになっている事があります。
勉強が苦手な人の多くが、この事実を認識できていません。
自分がどこまで理解しているのかを確実に把握していれば、そこから学べばいい。
つまり、分からなくなったら、確実に理解しているな、できるなという所まで一旦戻ることが大切です。
中学生で気をつけて欲しいのが、戻る場所です。
レベルを落とす時に、一番下は中1ではありません。
小学生で習う通分や割合、最小公倍数なんかを覚えていない、理解できていないケースは小学校の勉強にまで立ち返ることが近道です。
当たり前が当たり前にできるか確かめる
私の塾では百マス計算を推奨しており、一桁や二桁の簡単な足し算、引き算をいかに早く、ミス無くできるかという点を重視しています。
百マス計算の有効性について書いた記事はこちら
簡単な足し算、引き算を急いでやった時にたくさん間違えてしまう。
この場合、ミスがほぼなくなるまで、練習することをおすすめします。
たまにミスしてしまうではなく、どういう状況でも足し算や引き算はミスしないという状態が理想です。
サッカーのプロ選手はドリブルやパスの正確性が凄まじいですよね。
ドリブルそのものは小学生でも出来ます。
重要なのはそのレベル差なのです。
プロ選手は基礎力が桁違いに高い。
そして重要な場面でこそ基本がしっかりと出来るように訓練しています。
数学などでも同様です。
足し算が出来る、引き算が出来る、それはどれだけ出来るかは含まれていません。
数学で点数が取れる人の多くは、計算スピードだって速いです。
つまり、足し算は足し算でも、簡単な足し算がいかに早く正確にできるか。
ただ出来るかどうかではなく、質を意識してみましょう。
問題を切り分ける
問題を切り分けること
これは社会人であっても大切な考え方です。
多くの問題はいろんな要素が複雑に絡まりあっています。
例えば数学の連立方程式の問題だと、その前段階には方程式があり、等式の変形があり、式の代入、分配法則、方程式同士の加法・減法などができている必要があります。
さらに、中学校教育ではマイナスという概念が入ってきているため、中1当初からつまづいてしまっていた人は、上記の計算中にことごとくミスを連発してしまいます。
例えば、正しい答えはー5なのに、5としてしまった場合を考えてみましょう。
マイナスを付け忘れただけ。
数学の点数が伸び悩む人はこう考えてしまいます。
たかが「-」、されど「-」です。
答え合わせはマイナスをつけると終わってしまうので、深く考えない場合が多いです。
しかしどの時点でマイナスを付け忘れたのかをしっかりと見極めることが重要です。
例えば計算途中なのか、自分の字の汚さなのか、数式の書き方がぐちゃぐちゃでマイナスが見えにくくなっていたからなのかなど、そのミスから色んな可能性を見出すことができます。
問題を切り分けて、細分化してから考える。
これが出来るようになると、自分で問題を解決できるようになります。
ヒントは見覚えのあるもの、知ってるものを探すことです。
その近くに知らないもの、よく分かっていないもの、説明できないものが紛れ込んでいます。
それを見つけたなら、そこから理解するように務めていきます。
問題が発生したら、それが何によるものなのか考えるために、まず切り分けて、細かく見ていく癖をつけていきましょう。
最初の頃この考え方は生徒さん自身で行うことは難しいものです。
このような勉強の方法や問題解決の方法なども私のスカイプ授業では指導していきます。
興味のある方は是非一度ご相談ください。
理解できていないのか、覚えられていないのか
切り分けられた問題を解決するための次のステップが、その問題が何故起こっているのかを分析することです。
その時に意識することは、その問題の種類が「理解系なのか記憶系なのか」という分別です。
例えば、中学校・高校などの勉強において、社会・理科・英語・国語の多くが、理解よりも記憶する割合が多くなっています。
もちろん本質を押さえて記憶することでその記憶の割合を抑えたり、効率を上げることは可能です。
しかし、反復して記憶せざるを得ないものが多いのも事実です。
基礎を学ぶ時にはゼロからのスタートなので、いかに記憶できるかも大切なことです。
例えば英語なんかは最初の単語や形は覚える以外どうしようもありません。
覚えやすい覚え方などはあるとは思いますが、覚えるまで反復できるかどうかは本人次第です。
しかし、生徒の中では覚えなくてはいけない問題を、理解できていないからだとか要領が悪いからだと考えてしまうこともしばしばあるようです。
問題の種類によっては、単純に記憶や慣れが必要なことも多々あります。
体や頭が覚えないとどうしようもないことはあるのです。
そこで無意味に自分の能力について悲しむ必要は無いですし、その場合はじっくり腰を据えて基礎力が付くのを待つ必要もあります。
しかし反対に記憶ではなく、理解すべきことなのであれば、教え方を工夫するだけで劇的に点数が改善できることだってあります。
数学は理解しなくてはならない要素が多いため、ポイントを押さえるだけで大幅に点数が改善できる可能性を秘めています。
というわけで、問題によって原因や解決方法は違います。
勉強においては、理解系か記憶系かを分類することで問題解決の手段を決定できるようになります。
問題が理解できなかったことによるものなのか、記憶していなかったからできなかったものなのかをしっかり分別できるようになりましょう。
まとめ
- 問題が難しい時は簡単な問題をやってみる
- 簡単な問題が急いでやったときに、確実に、ミス無くできるかをチェックする。
- 問題はいろんな要素が絡まってることが多いため、切り分けてからそれぞれを考える
- 細分化された問題が理解系か記憶系かを分類する
以上の要点を押さえて、自分自身で問題を解決する能力を鍛えていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!