勉強が出来ない。
テストで上手く点が取れずに塾に通う人の多くが、勉強のやり方がうまくありません。
勉強が良く出来る!
そんな同級生はどうして上手く点が取れるのでしょうか。
その秘密は友人との付き合い方にあります。
どうも皆さんこんにちは!
こだま学び舎プロジェクト(KMP)の管理人Poeruです^^
今回ご紹介するのは一石二鳥のためになる勉強法。
ずばり「分からない問題を友達に聞くこと」です。
さっそくこの勉強法の内容と、意義についてご紹介していこうと思います。
目次
出来る子と出来ない子の違いは?
そもそも勉強が出来る子と出来ない子の違いは何なのでしょうか?
当然色んな要因が絡んできます。
例として・・・・
- 好奇心旺盛かどうか
- 我慢強いかどうか
- 家庭環境
- 兄弟がいるかどうか
- 負けず嫌いかどうか
- 学校の先生のレベル
などなど。
様々な要因が考えられますよね。
ただ、私がこれまで100人を超える生徒を指導してきて考えたのが、環境適応能力の違いです。
出来る子は塾に通わなくても、学校の授業で一生懸命学び、学校の先生に質問したり、友達に聞いたりしながら、うまく環境を活用しています。
出来ない子は、自分のやり方で勉強し、成績が上がらなくてもそのやり方を貫いてしまいます。
出来ない子が出来る子になるために紹介したいのが、
「分からない問題を友達に聞く」という勉強法です。
どうして友達に聞くといいの?
さて、「友達に聞く」ことがどうしておすすめの勉強法なのでしょうか。
その理由を説明していきます。
自己流から脱却し、効率の良いやり方を学べる
学びとは勉強そのものを指すわけではありません。
やり方や、工夫も学びです。
出来る子は色んなところからより良い方法を探し出し、それを自分に適応していきます。
「友達に聞く」ことで、自己流から脱却を図りその友達の勉強のやり方や、解き方をまねすることができるようになります。
それがベストなやり方ではないにしても、同級生という身近な存在から指導してもらうことで、チャレンジしようと思います。
友達に聞いて、まねしたり、工夫したりしたりして、勉強法を学んでいきましょう。
その時大切なのは素直にやってみることです。
別に正解不正解はありません。
でも自己流では点数が取れないのですから、少なくとも点を取るためにふさわしくは無いのです。
自己流とは、あくまでも基礎や出来るやり方をマスターした上で身に付けるもの。
プライドやこだわりもあると思いますが、点が取りたければひとまず自己流は脇においておきましょう。
素直に言われたことをやってみる。
それが一番の近道です。
親に聞くのが一番NG
分からない問題が出てきた時に一番まずいのが親に聞くことです。
親は学校の先生や塾の先生と違い、正しい解答を知りません。
しかし、子供からすると絶対的な存在です。
合っていればいいものの、間違ったやり方を指導してしまうと、子供はそういうものだとそのまま吸収してしまいます。
保護者の方も聞かれたら答えたくなりますよね。
子供に聞かれたときすぐに答えを教えるのはNGです。
答えが載ってそうなところをアドバイスしてあげる、別の似たような例題を解かせてあげるなどして、少しでも自分の頭で考えてもらうように工夫しましょう。
友達に聞くとどうなる?
反対に友達に聞く場合はどうでしょうか。
友達に聞くときは親に聞くときと違い、対等な関係性です。
友達に聞く時は親に聞くときと比べ少し躊躇します。
そこをあえて聞くことで、友達の話なので真剣に聞こうとするし、それが間違いであるかもしれない可能性を考えながら聞きます。
その時点でただ聞くではなく、色んなことを考えながら聞くという状態に変化しています。
また、これまで友達に聞いたことの無い子の多くは、はじめて聞くときはまず自分で分かるかどうか、調べてから聞くようにするでしょう。
すぐに答えを求めるのではなく、まず自分で考えてから聞く。
そういう姿勢が身に付いて来るようになります。
友達に聞くことでこんな効果が生まれます
「友達に聞く」ということをやっていくうちに、友達に聞こうとする前に、自分で解けるか調べたり、考えたりするようになります。
それでも解けない問題を友達に聞くと、真剣に聞くだけでなく、ちゃんと身に着けようと努力します。
もし聞いた友達が分からない問題であれば、別の友達に聞くか、友達と一緒に先生に聞きに行くと良いでしょう。
今まで雑談しかしたことのない友達とも新たな交流が生まれます。
そして今度は聞いた友達が分からない問題で、自分が分かる問題などを聞かれるようになります。
聞かれると気になるので調べたり、もっと勉強しようとします。
「恥ずかしいから」
「良く見られたいから」
「負けたくないから」
「友達がやっているから」
思春期の子供にとって親や先生にどう思われるかより、友達にどう思われるかはかなり重要な問題です。
勉強という白黒はっきりついてしまう分野において、近い存在の同級生はとても意識しあう存在となります。
だからこそ、「友達に聞く」というシンプルな行動は、自分の努力と友達同士の意識が掛け合わさり絶大な力に変わる可能性を秘めています。
「愚者は失敗を恐れ失敗し続ける。賢者は失敗を受け入れ成功への糧とする」
今点数が悪いことを恥ずかしいと思っている人。
友達になんて見せられないよと思っている人。
恥ずかしいのはそのまま何もせずにいつまでも恥ずかしい点数を取り続ける人です。
失敗から学び、恥ずかしさをエネルギーに良い点を取る。
そうすれば恥ずかしい点数は、ただの過去になり、同じように点数が取れなかった人の勇気に変わります。
「愚者は失敗を恐れ失敗し続ける。賢者は失敗を受け入れ成功への糧とする」
愚かなのはそのままにしておくことです。
失敗はいくらしても構わない。
でも諦めずに、変化したり工夫したりして、じゃあどうすればいいんだろうと考えること。
そして行動に起こすことが大切です。
環境を最大限利用できたものが勝者となる!
これは社会人でも共通ですが、与えられた環境を最大限利用できる人が一番成長する人です。
基本は学校の授業です。
学校の授業で質問を活発的にする生徒は間違いなく話を意欲的に聞いています。
質問ができるということは、話を聞いているということです。
出来る子の多くは授業中に理解しきって、理解できないところは学校の先生に質問します。
そうすると友達からも聞かれる存在になり、先ほどの原理でどんどん自分から勉強するようになります。
クラスでの立ち位置も勉強で頼られる存在へと確立されていくので、成績も良くなってきます。
環境をうまく利用し、しっかりと努力することで、環境が自分を押し上げて、成績が上がりやすい環境になるのです。
天狗にならないこと
最大の注意点は「天狗にならないこと」です。
勉強が出来るようになってくると嬉しくなります。
しかし、友達に聞いてばっかりで自分ばかり得しようとしてはいけません。
自分の成績がよくなったから天狗になって調子に乗ってしまう。
これでは友達は教えたくなくなるどころか足を引っ張ろうとしてしまいます。
成績が良くなったら、分からない人を助けてあげたり、教えてくれた友達に感謝したりして、より良い人間関係を目指しましょう。
常に謙虚で、おごらず、助け合いの精神と感謝の気持ちを忘れてはいけません。
塾が近くにない場合
実は私は学生時代塾に通ったことがありません。
田舎だったもので塾はなく、そのため授業を一生懸命聞き、分からないところは先生に聞いたり友達に聞いたりしていました。
一番大変だった高校時代は寮生活だったので、友達同士で答えを教えあったり、模索しながら理解しあいました。
その経験から、友人と勉強をしていく大切さを紹介しています。
是非学校での環境を最大限活用して、友達との交流も活発にして、友達と一緒に成績を上げるという方法も試してみてくださいね。
私の授業では、あえて教えず、友達に聞いておいでということがあります。
重要な指導法として取り入れていますので、是非参考にしてみてください。
こだま学び舎プロジェクトではオンライン指導を行っています。
近くに塾がない、勉強方法が分からない、塾に通わせたけど効果がないと思っている人は是非一度ご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!